さまざまなドリブルスキルの中で今回はヨーヨードリブルについて解説をします。
ヨーヨードリブルといえば、どこかで聞いたことがあるかもしれません。
ない人のために説明するとヨーヨードリブル(yo-yo dribble)とはクリスポールが使用することで有名で、別名カットドリブルとも言われます。
単純におしゃれなドリブルとして紹介されることが多く、その実用性や使用場面、どんな意味があるのかということはあまり語られません。
ヨーヨードリブルに限りませんが、1つのスキルに対して、ただ練習するのではなく、そのスキルが
- どの場面で使用するのか
- どのような意味があるのか
- そのスキルの裏の動きは?
をしっかりとイメージして練習しなければ、ただのボールハンドリングの練習になってしまいます。
実際には試合で使用することでディフェンスを崩すこと、得点をすることが目的ですから、そこを外さないように練習に取り組みましょう。
ヨーヨードリブルとは
ヨーヨードリブルとは
ボールに強烈な回転をかけることで、ヨーヨーのような動きでボールが手に戻ってくることからヨーヨードリブルと言われます。ボールの側面を切るようにドリブルを突くことからカットドリブルとも呼ばれます。
スキルを発揮する場面と意図
ドリブルを突いている場面において、ドリブルからのポケットパス(バウンズパス)のフェイクに使用します。
具体的には
ピックアンドロール時のスクリーナーへのポケットパス(ドリブルバウンズパス)と見せておいて、ヨーヨードリブルで自分がアタックするようなシチュエーション
です。
動画では、
- キャッチからドリブルの突き出し
- アーリーオフェンスでバウンズパスフェイク
としてヨーヨードリブルを使用している場面もあるので、参考にしてください。
このドリブルのメリットとしては、ドリブルを継続したまま、フェイクの要素を入れられるため、選択肢の幅が狭まることなく、次のプレーに移行できます。
接続するスキル
ヨーヨードリブルがうまくハマれば相手ディフェンスはポケットパス、バウンズパスのレシーバーの方に寄っているはずです。ですので、最終的に自身がアタックするスキルがこの後に続きます。
スペースが空いて、
- ドライブアタック
- プルアップ
のパターンや
- 慌ててハンドラーにつこうと重心が寄った瞬間にパスを通す
という選択もありそうです。
フェイクを入れたい方向への目線と次のプレーの素早い判断が重要になります。
ピックアンドロールにおいて、アウトナンバーシチュエーションができた瞬間の駆け引きに非常に使いやすいです。
- ポケットパス
- ロブパス
- ヨーヨードリブル含むハンドラーのフィニッシュ
の駆け引きができると幅が広がりディフェンスも対応が難しくなるでしょう。
合わせてポケットパスについてやプレー中の減速スキルについてもご覧いただけると参考になるかと思います。