戦術・戦略

【あなたはわかる?】戦略と戦術の違い

仲間 チーム

多くの指導者や選手、解説者が口にする「戦術」や「戦略」という言葉。

一般的に意識することがなければ、ほとんど同じ意味で使用されている場面が多いのではないでしょうか。

しかし、その概念や本当の意味は共通しているのでしょうか。

指導者やコーチの立場から、本当に正しい意味で普段使用できているか、今一度考えてみましょう。

戦略の定義

戦略とは、デジタル大辞泉によると

せん‐りゃく【戦略】

戦争に勝つための総合的・長期的な計略。
組織などを運営していくについて、将来を見通しての方策。「経営戦略の欠陥」「戦略的人生論」「販売戦略を立てる」
具体的・実際的な「戦術」に対して、より大局的・長期的なものをいう。
出典 小学館  デジタル大辞泉について

バスケットボールを専門とする嶋田出雲先生によると、戦略とは

「敵の存在を前提として、その敵を打ち負かすことを目的とした総合的な目標、方針」

としています。

ここで定義するなれば、

戦略は

チームとしての大きな方針のこと

を指します。バスケットボールを大きな視点から見たときの作戦のことといえます。

バスケットボール内での主な例としては、

スリーポイントシューターがチームに複数いるので、その選手が主体となって得点を取れるようなオフェンスを組み立てよう。

ディフェンスで一生懸命に頑張れる選手がいるので、ディフェンスからのファストブレイクを主体としたチームづくりをしようと考えたりする

というのが挙げられます。

 

戦術の定義

戦術は、デジタル大辞泉によると

せん‐じゅつ【戦術】

戦いに勝つための個々の具体的な方法。
ある目的を達成するための具体的な方法・手段。「賃金闘争の戦術を練る」「人海戦術」

戦術は

試合中に起こりうる具体的な行動に関わり、目的を達成する方法を意味するもの

とされています。

戦術を定義すると、

「戦略」として立てた方針を実現するための細かい約束事やルールのこと

です。戦略と比較すると、より小さい視点で捉えたときの作戦と言えます。

バスケットボール内での主な例としては、

スリーポイントの得意な選手に得点を取らせようとしたときに、どのような動きでそれを実現しようかということ。

例えば、オフボールスクリーン、ピックアンドロールからのキックアウトなど、またファストブレイク時にはどこに走る約束にしておくかなどを考えること

などが挙げられます。

まとめ

普段何気なく、同様な意味で使用している言葉ですが、明らかな違いがあることがわかります。大きなチームとしての「戦略」の上に、それぞれが遂行すべき「戦術」が生まれてきます。

こうしたことを理解しながら指導にあたることで、より選手や生徒とのコミュニケーションも密になるのではないでしょうか。

戦略=シーズンや年間を通しての計画や各ゲームにおける戦い方

戦術=戦略に合わせ、ゲーム中に発生するそれぞれの状況を解決するための手段や方法

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