マイカンドリルとは
多くのバスケットボールプレイヤーが耳にしたことがあり、一度はしたことがある「マイカンドリル」。
そもそもマイカンドリルを知らない人のためにこちらを。
マイカンドリルは1940年代に「Mr.Basketball」と呼ばれたジョージ・マイカンが毎日行なっていたドリルから名付けられました。両手から繰り出されるフックシュートで様々なタイトル、記録を樹立した選手です。
ゴール周りのシュートドリルとして最適なドリルにもかかわらず、とても地味で根気のいる練習であるため、なかなか継続している選手は少ないのではないでしょうか。
また、多くの選手が現代バスケットのトレンドである3ポイントシュートを練習し、疎かになっている技術の一つであると考えています。
しかしマイカンドリルはシュートタッチ、ペイントエリア周辺のフィニッシュスキルを改善する極めて大切なドリルです。密集したエリア内、不安定な体勢での確実な2点を手に入れることができます。
是非、取り組んでみてください。
マイカンドリルの目的
全てのプレイヤーのシュートタッチの改善、ペイントエリア周辺でのフィニッシュスキルの向上のため
マイカンドリルの対象
- 全てのポジション
- 全ての年代
必要なもの
- バスケットボール1個
- バスケットゴール1台
- パス出しのコーチがいるとなお良し(1人でももちろんできます)
練習方法
- エンドライン方向を向いてボールを持って立つ
- ゴールの右側から内側の脚(左脚)で踏み切り、右手でシュートをします
- 着地をしたら、すぐにボールを取りながら、左側へ移動し、また、内側の脚で(右足)で踏み切り、左手でシュートします
- これを繰り返し、20回行う
より負荷をかけるために
- できるだけキャッチはリング、ネットに近い位置で行う
- シュートの際のジャンプは全力で高く
- 踏切と逆側の足をしっかりと引き上げること
- あえてフィンガーロールで回転をかけ、バックボードの異なる位置に当ててシュートをしてみること
様々なバリエーション
ベースラインへ顔を向けて
- 内側の脚で踏切ー外側の手
- 内側の脚で踏切ー内側の手
- 外側の脚で踏切ー外側の手
- 外側の脚で踏切ー内側の手
- 両足で踏切ー外側の手
- 両足で脚で踏切ー内側の手
ベースラインへ背中を向けて(リバースレイアップ)
- 内側の脚で踏切ー外側の手
- 内側の脚で踏切ー内側の手
- 外側の脚で踏切ー外側の手
- 外側の脚で踏切ー内側の手
- 両足で踏切ー外側の手
- 両足で脚で踏切ー内側の
まとめ
先日行われた三遠ネオフェニックスの試合でも河村くんが試合前にマイカンドリルに取り組んでいました。
あのビックマンを交わしながらのフィニッシュスキルはこうした地道な練習の賜物かもしれませんね。
是非練習前や自主練習で取り組んでみてください。
https://twitter.com/NEO_PHOENIX/status/1226341772672061441