オポジット(Opposite)は、バレーボールにおける攻撃的ポジションの一つで、日本語ではセッター対角とも呼ばれます。セッターの真後ろに位置することが多く、名前の由来もopposite=反対側から来ています。主な役割は強力なスパイクで得点を取ることで、エースアタッカーとしてチームの得点源になることが多いです。ポジションの概要や基本的な役割はこちらの記事でも詳しく解説されています。
オポジットの役割
- 得点源としての攻撃 — フロント・バック両方のポジションから強力なアタックを放ち、相手のブロックを突破する。
- バックアタックの活用 — 後衛に下がっても攻撃に参加できるため、攻撃の枚数を維持できる。
- ブロックでの守備 — 相手の主力スパイカーとマッチアップし、得点を防ぐ。
求められるスキル
- パワーとスパイク技術 — 高い打点と強烈なスパイクで得点する能力。
- バックアタック能力 — 後衛でも得点できる総合力。
- ブロック力 — 相手のエースを封じるための高さと読みの鋭さ。
- メンタルの強さ — 勝負所で確実に得点できる精神力。
他ポジションとの違い
- ウィングスパイカー(レフト) — レセプション(サーブレシーブ)も担当することが多い。
- オポジット — 基本的にレセプションに参加せず、攻撃に専念する傾向。
日本と世界の戦術的違い
- 日本 — 速いトス回しとコンビネーション重視。オポジットも多彩な攻撃パターンに組み込まれる。
- 世界(特に欧州・南米) — 高さとパワーで押す攻撃型。2m超えの選手が多く、バックアタックやパワースパイクが主力武器。
歴代・現役の名オポジット
- 海外 — イワン・ザイツェフ(イタリア)、マキシム・ミハイロフ(ロシア)
- 日本 — 西田有志、清水邦広
現代バレーにおけるオポジットの重要性
現代バレーでは、オポジットは常に攻撃の選択肢に入る存在として不可欠です。バックアタックの脅威があることで、相手ブロックを分散させ、チーム全体の攻撃効率を高めます。特に男子バレーでは高さとパワーが、女子バレーでは多彩な攻撃パターンが重視されています。位置や動きのイメージを直感的に理解するならこちらのビジュアル解説も参考になります。
まとめ
オポジットは、得点力と勝負強さを兼ね備えたバレーボールの花形ポジションです。その役割や戦術的価値を理解すれば、試合観戦の面白さは格段に増し、選手のプレー一つ一つに込められた戦略も見えてきます。
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