Be the G.O.A.T!

ティーバッティングを見直そう!

バッティング練習の定番のティーバッティング。ボールを実打する練習として、非常に手頃で省スペースでできる野球の練習中には当たり前のように見かける光景ですが、本当に実戦にその練習が繋がっているのか、打力向上に有効的な練習なのかということについて、再考していきます。

よく見る斜め前からトスを上げてもらって、打ち込むティーバッティングは実際のところどうでしょうか。実際の打撃動作と比較すると、メリットやデメリットなどが見えてきそうです。

この練習のメリットとしては、

などが上げられます。

一方でデメリットは、

などです。どうしても実際のピッチャーとは違う角度からボールが投げられるため、気をつけて練習しないと、投げ手に向かって過剰に肩が入った状態から引っ張り込むという打球が増えてしまいます。また、投げ手側にもスキルが求められ、安全面からもこの練習のみを行うということは打撃力向上の観点からは非効率かつ実際の打撃と違う悪い癖が身につきやすいということが言えそうです。

メジャーリーグなどでは、斜めからのティーバッティングはほとんど行わず、スタンドティーを使用してのティーバッティング、投げ手の正面にネットを張って、投げる正面ティーなどを実践しているのがよく見られます。

しかし、日本のプロ野球などでは、この斜めからのティーバッティングを実践している場面も多く、明確な意図と投げ手のスキルを持って行うことで、有効な練習となります。

自身のチームでも斜めからのティーバッティングは以下の場面でしか行いません。

です。明確な意図や目的とは以下の動画のような、様々なドリルを行う場合です。また、別記事で様々なティーバッティングについては解説をします。

さらに実際に行う場合は打者、投げ手それぞれでポイントを押さえ、徹底すること。

打者は

投げ手は

を意識するだけで普段のティーバッティングの練習の質は大きく変わります。

世田谷西シニアの吉田監督も以下の動画でティーバッティングのトスの上げ方について、触れています。

世田谷西シニアチャンネル

また、実際にプロ野球で行われているティーバッティングのシーンを投げ手に着目して見てみると普段とは違う発見があるように思います。


ぜひ参考にしてみてください!

モバイルバージョンを終了