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【これでミスをしない】タイムアウトの活用術

タイムアウト 活用
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Coach K
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こんにちは!Coach Kです。
指導者A
指導者A
ゲーム中のタイムアウトについて、取るタイミングやコツが分からなくて・・・
Coach K
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タイムアウトは試合を大きく再有する重要なファクターの1つです。今回はタイムアウトのルールの確認や請求のタイミングなどについて解説します!
ゲームマネジメント
【強いチームは知っている】勝利へのゲームの進め方4月から新たに指導を始める方も多いかと思います。そんな人でも安心してゲームを進められるよう、どうゲームマネジメントをしていくかの基本を解説します!...

バスケットボールの重要な要素であるタイムアウト。まずタイムアウトのルールから確認しましょう。タイムアウトのルールは以下の通りです。

https://twitter.com/coachk_k/status/1237637013358034945

タイムアウトのルール

タイムアウトのルール

取れる回数

各チーム

  • 前半(第1クォーターと第2クォーター)に2回
  • 後半(第3クォーターと第4クォーター)に3回

第4クォーター残り2:00あるいはそれ以下のときには2回までしかとることはできない

また、使わなかったタイムアウトは次のハーフ、オーバータイムへは持ち越せない

  • 各オーバータイムに1回

タイムアウトの時間

1回につき、1分

取れるタイミング

  • ボールがデッドになり、ゲームクロックが止まったとき
  • 最後のフリースローが成功して、ボールがデッドになったとき
  • 相手チームのフィールドゴールが決まったとき

です。

2015年のルール変更から、第4クオーターの残り2分に3回のタイムアウトが残っていても2回までしか取れないように変更され、よりタイムアウトの重要性が増してきています。

この2015年のルール変更では、

タイムアウトによる、ゲーム中断をできるだけ少なくして、見ているファンの方々への配慮の意味

があったと言われています。選手や指導者としては、ゲームの残り時間が少なくなる時間帯にタイムアウトをとり、少しでも時間を止めて、チーム全体での方針を徹底したいと考えます。しかし、このタイミングで立て続けにタイムアウトを請求することで、ファンとしては、ゲームの流れを遮断され、再開を待つ状況になります。ほとんどのファンはゲームが長引き、待たされるのを嫌う傾向にあります。そうしたファンのためのルール変更だったといえます。

タイムアウトのメリットとデメリット

タイムアウトにはメリットとデメリットがあります。

前提として考えなければならないのは、

タイムアウトを請求するということは、相手もタイムアウトの状況にあるということ

です。タイムアウトを請求することで、自身のチームにメリットがあるのと同時に逆に相手チームにもメリットを与えてしまう、ビックチャンスを生む可能性を含んでいるというデメリットを必ず認識しなければなりません。不用意にタイムアウトを取ることで、バテていたり、機能していない相手を助けてしまったりすることもあるということです。ですので、これが絶対という考え方はなく、それぞれの指導やゲームプランに反映させる考え方の1つとして、以下からの内容は捉えていただけると幸いです。

タイムアウトを請求するタイミング

試合全体を通した基本的な考えを前半・後半に分けて解説します。

まず前半においては、

トラブルがあれば、できるだけ、早め早めのタイミングでタイムアウトを請求する

のがセオリーと言われています。

その理由は、

  • ゲーム開始は誰でも緊張する
  • その緊張から解放させるため適切なアドバイスを送るため
  • チーム全体を落ち着かせるため

です。

逆に後半には

終盤の接戦に備え、できるだけ遅めにタイムアウトを請求する

ことがセオリーとしてあります。ルール変更により、3回続けてタイムアウトを取ることができなくなっていますので、第3クオーターあたりでリズムを変える意味でとったりと様々な考え方がされるところかとは思います。

タイムアウトを請求する目的

タイムアウトを請求する目的を解説します。

前提として、

タイムアウトは選手のために取るもの

ということを忘れてはいけません。育成年代のゲームなどを見ていてたまに疑問に思うのが、タイムアウトを説教の時間にしてしまっている指導者、ベンチの存在です。タイムアウトは指導者のストレス発散の場所ではありません。

https://twitter.com/coachk_k/status/1233994987752148993

少し道が逸れましたが、タイムアウトを請求する目的は大きく3つです。

悪い流れを断つこと

タイムアウトの1番の目的はゲームの流れの悪い時にその流れを止めるということです。連続で失点をしてしまったり、繰り返しミスが起きている時など、チーム状態が悪い時にタイムアウトをとることで、選手に考える時間を与えたり、冷静になる時間与え、チームを落ち着かせることができます。

戦術を与えること 戦術の確認

タイムアウト後にオフェンスやディフェンスの戦術を変えることでゲームを一気に動かすことを目的とします。機能していなかったオフェンスに修正を加えたり、チェンジングディフェンスを採用するなど、明確な目的を持つことが必要です。

プレーヤーに休憩の時間を与えること

タイムアウトタイムアウト 休息

試合の終盤など、疲れからシュートが落ちたり、流れが悪くなることもある。そうしたことを未然に防止したり、その兆候が見えたらタイムアウトを取るなど、休息の時間を与えることを目的としています。選手交代と合わせて、効果的な休息を与えてあげることが高いパフォーマンスの維持につながります。

以上がタイムアウトを請求する目的になります。それらをまとめ、いいタイムアウト、悪いタイムアウトをあえて定義するなら以下の通りです。

いいタイムアウトの取り方
  • 悪い流れを断つことができる
  • 修正した戦術を与えるor戦術の確認
  • プレーヤーの休養になる
悪いタイムアウトの取り方
  • いい流れを断ってしまう
  • プレーヤーを混乱させる
  • 相手を助けてしまう

状況に合わせたタイムアウトの使い方

ここからはタイムアウトの重要な局面になる試合終盤にスポットを当て、より細かく状況を分けて、タイムアウトの請求について見ていきます。

リードした状況でのタイムアウト

まず始めにリードしている状況でのタイムアウトについてです。

個人的にはリードしている状況でのタイムアウトほど難しいものはないと考えています。相手にとっては、不利な状況ですから、タイムアウトはいくらでも欲しいはずです。大差であれば、取る必要もないですし、とってもリスクは少ないため、問題ありません。

問題は僅差で勝っており、実力的には相手の方が上か同じくらいの状況や少し押されている状況です。これが一番難しい判断になります。

タイムアウト リード時にはこういう状況が想定される

実際のシチュエーションを元に少し考えて見ます。

残り20秒、1点差でリードの場面

この時にタイムアウトで考えなければならないのは、

  • インバウンズプレーの準備
  • ファウルゲームに対する対処

です。

相手のディフェンスも必死なので、スティールを狙ったトラップ等を考えてきます。そのため、オフェンス側は確実にインバウンズできる方法をいくつか準備しておく必要があります。

また、ファウルゲームに持ち込まれる可能性もあるので、ファウルされるプレーヤーをあらかじめ決めておく方が良いです。相手チームはフリースローの得意でないプレーヤーにファウルをして、フリースローを打たせにきます。誰がボールをレシーブし、ファウルをもらうのかをあらかじめ、共通認識として持っておくことが必要です。

リードされた状況でのタイムアウト

残り2分になってからはオフェンスになるたびにタイムアウトのチャンスを伺います。残り2分からのオフェンスの回数は基本的に4〜6回です。全てのオフェンスにタイムアウトを取ることはできないので、基本的には、

  • チームのオフェンスやディフェンスが機能しないと判断した瞬間
  • ミスが続いた瞬間

は即タイムアウトを取るべきです。もちろん残り時間と点差との兼ね合いもありますが、ここでタイムアウトを取らなければ、そのままゲームが終了してしまいます。ただ、最後の1つのタイムアウトに関しては、最終盤に残しておきたいところですが、この辺りは正解のない答えになってしまいます。

プレーヤーも指導者も考えなければならないのは、

3点差以内であれば、それはビハインドではなく、勝つチャンスがたくさんある

という意識を持つことです。

バスケットボールはリバウンド等をしっかりと抑えれば、相手のオフェンスの後には必ず自身のチームのオフェンスがやってきます。じっと我慢をして、ディフェンスで相手を止めることで、一気に同点、逆転のチャンスができます。少なくとも、追いかける側のチームは勢いを持っているはずですから、リードしている側が逆にプレッシャーを感じているであろうということを頭に入れておくと自然とプレーヤーも楽になります。

後半の3回はどうやってタイムアウトを取る?

終盤の残り2分に2回のタイムアウトを残しておくとして、残りの1回をどう取るかが考え方が分かれるところだと思います。

自分自身は、第3クオーターだろうと点差が離れそう、チームが機能しないとなった時点で積極的にタイムアウトを取るように心がけています。もちろん年代やレベルによって、違いはあるでしょうが、育成年代では、小さな綻びから一気に試合が壊れていくケースもあります。そうしたことを防ぐため、トラブルがあればいつでも取るようにしています。ただ無理に取る必要はなく、リードしている状況で問題がないのであれば、相手に修正のチャンスを与えることはないので、そのまま取らずにプレーを続行させています。

休息を取らせるという考え方でいくなら

第3ピリオド10分ー休憩2分ー第4ピリオド8分 + 残り2分

の中のどこで1分の休憩を取ることのが選手にとってベストかを考えながら、タイムアウトの請求をするというのも1つあるように思います。

まとめ

タイムアウトの請求に関する問いに関して、正解はもちろんありません。ここでは、前提となる考え方の紹介にとどまっています。しかし、タイムアウトを含めた試合終盤のゲームマネジメントが試合の勝敗を大きく左右することは間違いありません。指導者の初めの時期によく言われていたのが、

3点差以内の負けはヘッドコーチの責任

ということです。

プレーヤーと同じく、様々な経験を通して、指導哲学を構築することはもちろん、試合を観戦する際にも、「自分ならこうしてたな」「ここでのタイムアウトはどのような意図があったのだろう」などと思考を働かせることで十分トレーニングが可能なことだと思います。

ぜひ参考にしてみてください。

以下の記事でタイムアウトも含めたゲームマネジメントについて、解説しております。そちらもどうぞご覧ください。

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